特定行政書士研修合格しました。

 あまり人気がない、特定行政書士をめざして、研修を受講しました。研修をwebで受講した後、各都道府県会ごとの会場で効果測定試験が行われ、合格できない方も居るみたいなので少し対策をしました。まず行ったのは、特定行政書士法定研修考査という対策本を購入して、そこにある例題を繰り返し解くという事をしました。この効果測定は過去問が今までは公開されておらず、受けた方がネットにアップしたりしているのを探して確認しました。ですが、令和5年度特定行政書士法定研修考査から、考査問題及び正答について公表することとしました、と書いてありますので、今後は過去問をばっちり解いていれば大丈夫なのかと思います。私の感覚としては、半分くらいは解いたことがある問題で、半分は難解でしたが、絞り込めるので落ち着いて回答すれば大丈夫だと思います。

 特定行政書士になると何ができるのか?という点ですが、正直売り上げには関係してこないと思います。行政への手続きを行政書士が行った案件について、特定行政書士は不服申し立てが出来るというものですが、手間がかかり、成功するかどうかもかなり微妙な事を、わざわざ積極的に取り組む方は少ないと思います。そこが人気が無いところの理由ではないかと思います。

 では、私が何故この研修を受けたかと言うと「私が支援している方の生活保護の申請が通らなかった時に、審査請求をするため」に尽きます。例えば私が成年後見をしている方が、生活がギリギリだったとき、様々な福祉サービスを駆使してもなお、お金が足りないとき、生活保護を当然に検討します。そして申請が通らなかった場合、後見人であれば代理権がありますので、私が不服申立てをすることは出来ます。ですが、被後見人さんへの責任として、この資格を持っていることが、行政書士としての一つのポリシーだろうと思っています。

 審査請求などはせず、一発で申請を通すことが当然の役割ですが、少し行政に対しての立ち位置が変わった気がしています。